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【12月ゼミ】白糠高校オープンラボ2 ~白高のクマムシ~ 開催しました

 久遠塾の岡戸 清です。2024年12月26日(木)に「白糠高校オープンラボ2 ~白高のクマムシ~」を開催いたしました。
 前回のミジンコに引き続き、今回は生きたクマムシを顕微鏡で観察しました。

白高のクマムシ (スマートフォンで撮影)
動画をインスタグラムで公開しています。
https://www.instagram.com/kuonjuku/reels
クマムシはとても小さいので、生物 (正立) 顕微鏡を使って 150~600倍で観察しました。


クマムシの卵も観察できました。親が脱皮した皮の中に産み落とすようです。
別の日に撮影した写真ですが、脱皮した皮の中に、親と卵が一緒に入っています。
脱皮しながら産卵するようです。周りのつぶつぶは、餌として与えているクロレラです。


葉の気孔の観察 (レプリカ法) : 植物の葉の裏にマニキュアを塗って乾かします。乾いたマニキュアには葉の表面の形が写し取られているので、それをセロテープではがして顕微鏡で観察します。
レプリカ法による葉の気孔の観察: 左からほうれん草、白菜、ふきのとう


しおり用紙の中央にスケッチしてもらうはずだったのですが、塗り絵として楽しんだようです。
オリジナルしおり作成: ひもの結び方にちょっとしたコツがあります。


お子様にはお菓子のクリスマスプレゼントをご用意しました。

 クマムシ観察が大成功に終わり、本当に嬉しく思います。前回の白糠高校オープンラボで「クマムシを観察したい!」というリクエストをいただいたときには、「北海道にクマムシがいるのだろうか?」と半信半疑でした。しかし、オープンラボ開催の 3ヶ月以上前から調査を開始し、白糠高校構内で地道に採取を繰り返し、ついに発見!さらに飼育にも成功し、このイベントを無事に開催できたことは、私たちスタッフにとっても、よい経験となりました。

 今回、新たに「カニムシが見たい!」というリクエストをいただきましたので、次回はぜひそのリクエストにもお応えしたいと思っています。また、「こんな生き物を観察してみたい」や「こんなテーマをやってほしい」などのご要望がありましたら、ぜひお気軽にお知らせください。

 さらに、クマムシの採取や飼育に興味がある方、やってみたい方からの質問などもお待ちしています。次回もみなさんと一緒に、楽しい科学の世界を探求できるのを楽しみにしています。

お問い合わせ:
白糠町 久遠塾
Email: shiranuka.kuon@gmail.com
TEL: 080-2182-1379 (担当: 岡戸 清) 

最後まで読んでくれた方へ。白糠町久遠塾の活動の様子をInstagramでも発信中です。こちらもよろしくお願いします。